ビブラフォン奏者のHitomi*ちゃんが、出会った時からずっと「こんなライブがしたいの」ってキラキラした目で言いつづけたライブ、どんな感じなのか見てみたかった。
フライヤの表と裏。
「でも場所が、でもお金が」っていうのの「でも」を全部なかったことにして、全部思うままにのせていくと、この人どんなことやるんだろう!
それが叶いました。11/26、真っ白な空間でのインスタレーションライブ。
原作となるフランスの童話「青い鳥」を読み、その物語にあった曲をHitomi*ちゃんが全て書き下ろし、私が歌詞をつけ、ミュージシャンたちはシーンにあった効果的なフレーズや音を作り、
布や舞い、光と映像、香り、衣装でその物語を伝えていく。
映像は「映画」じゃないので、モチーフは動くけれどお話を伝えるためじゃない。
朗読も、ない。
歌詞は「章」にあったように書いたけど、歌詞なしの曲もある。空白だらけなの。
つまり参加者は、目と耳と香りなどで想像力をフルに働かせながら、「青い鳥」のお話の世界に入っていく。
「お話はこういう流れだからこれはこれで、こうなってああなって。これはこういう意味で」って、全部説明したら「あーなるほど」ってなるかもしれないけれど、今回のHitomi*ちゃんのインスタレーションライブは、
「そこは見る人ににまかせたい」という強い意志があって。
そこにマッチして創造力スイッチが入った参加者さんのツイートや、感想メッセージが、笑うほどすごかった。みんなクリエイティビティ大爆発だった。
子どもが見てる世界みたいだった。
「そんなふうに見えてるの? その話を聞かせて、もっと教えて!」と、大興奮。
会場の「逃げbar」という場所は、
不思議な世界観がある場所を見つけるアンテナが高すぎるHitomi*ちゃんがあらゆるリサーチをして見つけてきたんだけど、私の友人が作った場所だった。
音響も、全ての布も、大掛かりなビブラフォンの搬入も、終わってからの掃除もゴミの持ち帰りも、ほんとに大変だけどこの人数(一部、見にきたはずが片付けに巻き込まれてくれた二人もいるけど)で全力でやると終わるんだなあ。
ライブ後興奮さめやらぬ私達は、それぞれの家で電話しながら乾杯し、私が突然酔い潰れて寝ちゃうまで話は尽きなかったのでした。
総合プロデュース、全曲作曲は
Hitomi* - Vibraphone
横沢ローラ / 歌詞, Vocal
倉井夏樹 / Harmonica
森田悠介 / Bass
杉山優輝 / 音響効果
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HIDERU / 空間装飾、絵、映像
白鳥紗也子 / 空間装飾、布アート
BEBE / スタイリスト、衣装製作
Little Woody / 映像撮影
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